ファッション広告に対しての頭の中

ちょっとしたお話をつらつらと。

ファッション広告をつくるとき
頭の中が少し複雑になる。

求められる技術も
普段とは違った感覚というパーツを使って仕上げていく。

アートディレクター、デザイナーの仕事は
単に手を動かしてデザインを生むことって思われがちだけど、
それは大いに間違い。

物の歴史や現在、未来の時間軸を行ったり来たり。
クライアント、広告を見る人、自分と、
たくさんの人の視点に立ち、
他人の人生を生きてみて、
その表現がどう突き刺さるかを試している。

表現(デザイン)を生むために、
数百時間悩み、ほんの一瞬見られるために、
命を削る。

小手先の技術やセンスで仕上げたアウトプットは、
見る人のココロに一瞬響いたとしても
決して記憶には残らない。

見る人は、
アウトプットの奥に存在するモノやサービスの
本質を見抜く生き物だから。
それが人間なのだと。

あれあれ、書いてくうちに
話したい内容がずれてたな。。

そう。
ファッション広告をつくるとき
頭の中が少し複雑になる。って話。

上手に説明できないんだけれど、
理屈やコンセプトがしっかりしてるだけでは
「美の持つ特有の世界観」には到達できないってこと。
何かかっこいい。
が成立してしまう、良くも悪くも的な要素がある。

これって、実はとっても怖いことなんです。

ADやデザイナーには生んだデザインに対しての
説明責任があるんです。
どうしてこのデザインが良いのか?
この配色の理由は?
この書体を選んだ理由は?
などなど。

それを説明することが、
仕事を依頼してくださった人に対しての
「礼儀」
ってことなんです。

何かこっちの方が良いんですよ。
デザイナーの僕が言うから間違いないんです。

もっと、相手を想いやり、
言葉に変換して、もっと、丁寧に説明しなさい。
言葉を多く持ちなさい。
綺麗な言葉や刺激的な言葉。
魅力を伸ばす言葉や叱りつける言葉。
種類と方法を生み出しなさい。
説明することを前提としたデザインは、
より緻密に計算され、磨きがかかったデザインになりますから。

おっと、また脱線しちゃいました。
すみません。

そう。
ファッション広告をつくるとき
何かかっこいい。が成立するってこと。
これって、説明責任はどうなのよ?
って。。。

うん、、
難しいんですよね。

ファッション広告の場合、
多くは、写真自体が仕上がりの大きな要素となります。
ってことは、
モデル選びから、フォトグラファーやヘアー、
メイク、スタイリストなど、スタッフのキャスティングからデザインが始まるのです。

求められる技術も少し複雑で、
フォトディレクション
レタッチディレクション
写真セレクトのセンス
写真のトリミングセンス
デザイン(レイアウトやコピーの配置も含む)
は絶対に必要です。
すごくザックリと分類しましたが、、
その他にもコピーに対してなど、
たくさん必要な技術もありますが。

経験で培う部分と自ら学びを求めて、
資料を分析品から知識を蓄えることが必要です。
センスは知識の集積だと、
僕の尊敬する人が言っています。

あとひとつ。
僕の師匠はこのように言っていました。
「アイディアはいつも単純で
アウトプットの質の良さが全てを決める」
本当、感動しました。

アウトプットの質の良さって、
響きは単純ですが、
奥が深いです。。
師匠は広告という生き物の心臓を生み出していました。
どうすれば人に伝わるか。
その速度はどれくらいに設定しようか。
世間が騒ぐ予感がするか。
そこに愛はあるのかい。
その仕事のどこに自分が存在するのか。
今の僕は、少しだけなら、
その言葉の重みに気付けました。

兎にも角にも
ファッション広告を作るときの頭の中は
カラフルな思考で溢れかえります。
何かかっこいい。
何かって不確かなモノを
確かなモノにするために
センスを蓄えておきましょうね◎

そして、心を磨きましょう。
言葉を持ちましょう。
広告が世に出た先にある未来を
愛しましょう。

デザインを志す若者に向けて、
僕からのちょっとしたアドバイスでした^^

投稿者:

Halloween

ハロウィンは2012年に設立されたクリエイティブオフィスです。 企業広告・カタログ・パッケージ・CD・WEBなど ジャンルにとらわれることなく、幅広いデザインを手掛けています。 コミュニケーションを、カタチに変えて、たくさんの笑顔を作っていきます。 ぜひ、お気軽にお声がけください。